Ninja250R | ツーリング 栃木県那須塩原市 スッカン沢の滝めぐり その2
2016 / 07 / 19 ( Tue ) ども。
梅雨明けした皆様、おめでとうございます。 関東は雨もないのに宣言は見送り状態でございますね。 さて、先日訪問した栃木県那須塩原にあるスッカン沢の滝巡り その2をお送り致します。 笑いあり、涙あり、努力と友情と勝利あり――誇張は良くないですね。 塩原温泉郷HP ちなみに、上の地図でマークしている所が駐車場です。 訪問される方はご参考下さい。 雄飛の滝を後にし、さらなる奥地へと向かいます。 この辺りから沢へ下る道になります。 急で狭い石段。 ![]() ![]() 振り返って撮影。 降りながら帰路のことを思い、思わずため息が出ます。 石段を降りるとスッカン橋が見えてきます。 木製の橋を金属で補強しており強度は充分。 対岸に渡ると巨木の周りを1周する、なかなかお目にかかれない構造をしています。 …写真はありません。 橋の途中から撮影。 ![]() 緑と水色が鮮やかに渓谷を彩ります。 対岸には切り立った崖。 ![]() 群生する植物に柔らかな滝が降り注ぎます。 と、ここで通行止めのご案内。 ![]() 東日本大震災の爪痕のようです。 案内看板上での位置。 ![]() ちょうどスッカン橋を終え、10mほどのところです。 壮絶な崩落具合です。 ![]() この岩場を越えなければ最終目的地には到達できません。 入口を間違えるなどスタートからつまずき、下調べ不足感が満載のトレッキングでありましたが、実はこの崩落だけは事前に調査済みでありまして、想定内の事柄ですので怯む謂れはございません。 先人の記事を前日にナナメ読みしただけなんですが…。 まあ、行った方が存在するということは、ワタクシにも可能性があるということですので。 ここは遠慮なく進ませて頂くのでした。 崩れないかどうか、一歩ごとに確かめながら、それなりに慎重な心積もりで進みます。 幸いなことにヌメったりしませんでしたので、比較的ラクに渡ることが出来ました。 で、帰りに気がついたのですが、 ![]() 実はルートが白い塗料でマーキングがされておりました。 帰りは利用させて頂きました。 行きは――まったく気が付きませんでしたよ、ええ。 無事に渡りきったところで、振り返って撮影。 ![]() スッカン橋と渓流を収めた唯一のショット。 崩落した側の岩肌は凄いカタチ。 ![]() 自然が生み出す造形ってのは、かくも不思議なものなり。 さて、崩落現場を越え、階段を登った所で出くわしたのが、幅20cmほどの登り坂。 ![]() 地面が見えないッス。 万一ツルッとしたら斜面へ真っ逆さまッス。 これは下りのほうが要注意ですね。 ここも幸いな事に、それほどヌメっている状態ではありませんでした。 登り切ると1m幅ほどの遊歩道が復活します。 そこで出会ったのが―― ![]() カワユイ貴方のお名前は? すぐに飛び去ってしまったのが残念。 せめてお声だけでも聞かせてたもーれ。 歩くこと数分、通行止めの柵に出くわします。 柵越しにパシャリ。 ![]() 崩落地点とこの案内の区間が通行止めになっています。 右に行くと雷霆の滝があるといいますが、目的地は咆哮霹靂の滝。 ここは左に進み、雷霆の滝は後日の楽しみに取っておくことにします。 …往復で30分ほどかかるようですので、もっと時間に余裕がないとキビシイです。 さて、案内から数分で見えてきました。 遂に到着、咆哮霹靂の滝。 ![]() ここまで1時間半くらい掛かりました。 しかし、滝を前にすると不思議な気力が湧き上がり、それまでの疲れが一気に消し飛んでしまうのです。 …もはや病気か? この咆哮霹靂の滝、実は2つの滝からなりまして、咆哮の滝と霹靂の滝を合わせた名称とのことです。 すぐ正面に見えるのが霹靂の滝で、右側に咆哮の滝があります。 胸を高鳴らせ、まずは咆哮の滝へ向かいます。 ![]() …どした? 野獣のような叫びはいずこ!? …非常に、静かな流れでございました。 もう少し、岩肌全体を流れるときもあるそうですが、それでもこの規模では名前負け感が強うございませんか? しかし、私にはまだ霹靂の滝がある!! ![]() 幅広の岩を、幾筋もの軌跡を描きながら流れ落ちる様は霹靂とは言い難いが、どうして充分観賞に値するものである。 しかし、距離がありますね。 見れば右側の岩を越えて行けそうな気がするのです。 ということで、滝に近付こうと試みます。 岩の間、岩の上、少し滑るのも構わず、せめて滝壺が見たいとの思いで前進します。 も少し。 ![]() あとチョット。 ![]() 到着です!! ![]() 思っていたよりも滝壺は深かったです。 思う存分、霹靂の滝を堪能しました。 で、いい加減帰らないといけませんので、いつものように名残惜しい、後ろ髪引かれる思いで滝とお別れします。 この時点で16時近く。 帰りが登り主体になることを考えれば長居はできません。 しかし、思ったよりも疲れは感じず、危険な狭い下り、崩落現場や急な石階段もスイスイ進む。 別コースで帰ろうなんて思い、往路で通行止めの案内があった斜面階段の道へ進む気力もあったほどです。 しかし、警告には何事も意味があるようでして、100mほど進んだ所で道が完全に崩れておりました。 チョット立ち止まって考えた挙句、引き返すのはシャクだと思い至り、どうせ下の石畳の道へ合流するんだったら降りちゃえ、などと思ってしまったワケです。 斜面は4~5mほど。 下に行くに従ってなだらかになっていて、その先は数mに渡って平地。 片足を降ろしてみると非常に柔らかくて、足元の土が流れてゆきます。 じゃ、滑りましょうかね。 空いている左手を土手に置き、スライディングするように滑落。 ![]() ギャグが滑るのは慣れていますが、斜面を滑るのは不慣れなものですから、ジーパンやライジャケ、シューズに土がこびりつき、帰宅早々に洗濯機を稼働させたのは言うまでもありません。 そんな意図的滑落をしながらも、全体的に上り勾配のルートながら、帰りは1時間チョットでした。 駐車場へ戻ると、物凄い汗をかいていることに初めて気が付きます。 湿度が高いと体感し辛いっすね、ホント。 汗を拭いながら周囲に目をやると、私と相棒以外は車は1台のみ。 ちょうど駐車場奥のニセ遊歩道からオジサンが帰って来、車に向かいながら 「アンタ、どこ行ってたん?」と声をかけて下さる。 向こうの滝を見に行って来ました。 「あれ、崩れてんじゃなかったか」 いや~、辿り着くのに1時間半くらいかかりましたよ。 「お疲れだねぇ」 見れば釣り装備。 釣れました? 「全然釣れねぇよ、わはは」 残念でしたねぇ。 何気ないやり取りも、疲れを癒やす効果がありますね。 そんなこんなで、17時過ぎに出発。 東北道へ最短ルートで入り、北矢板PAで醤油ラーメン+ミニチャーハンセットでディナー。 リアルゴールドと眠眠打破で眠気予防をしつつ、やっぱりチョット睡魔が忍び寄りつつあったので、佐野SAで給油ついでに2本目の眠眠打破+ガムで無事帰宅となりました。 疲れは帰宅後からドッと押し寄せ、翌日は足のダルさ全開で、夕方には筋肉痛がやってまいりました。 …翌日に筋肉痛が来るなんて、オレってば意外と若いじゃん? とか、アホな感慨を抱いたものです。 さて、次回は――今回訪問した滝の動画をお送り致します。 メシも食わずに発泡酒を頂きながら作業をしておりましたが、いい加減ハラが減ってまいりましたので本日はこれにて。 何か忘れているような気もしますが、仮にそんなものがあったとしたら、次回にしようと考えている所存です。 ではでは。
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heininさん、おはようございます。 咆哮霹靂の滝、この案内で2つとは 読めませんでした。 咆哮は、流量はあれですが、岩肌の感じは 流量が多い時は、さぞって感じの迫力ですね。 なるほど、滑ってルートを確保したと。 でも4・5mか、進も戻るもだな~ それと、あの子はミソサザイですかね? 自信ないですが
by: 三島の苔丸 * 2016/07/20 04:22 * URL [ 編集] | page top↑
--heininさん おはようございます。--
湿気の多そうな森。 この季節ならでは・・・ですかねェ そういう雰囲気が伝わって来ます。 川の水も多そうだし。 崩落あり、通行止めあり、セルフ滑落あり(笑) お疲れ様です。 八方のこのあたり、昔はバイク乗りが集まる道だったりしましてね。 自分も何度か走ってます。 ちょっと入るとこんな場所があったんですねェ。 --三島の苔丸さんへ--
こんばんは、三島の苔丸さん。いらっしゃいませ。 私も一つの滝と思っていましたが、前日に総称と気付かされました。 咆哮の滝は、普段もそれほど水量は多くないようです。 命名したのがいつのことなのか不明ですが、もしかしたら当時は凄い状態だったのかもしれませんね。 滑落は単なるショートカットでした。 本当に戻るのが癪だったので、ちょっとヤンチャをしてしまいました(笑)。 どうもご心配をおかけいたしました。 ミソサザイでググってみたら、確かにそんな気がします。 一つまた勉強になりました。 ありがとうございました!! --小熊のプルーさんへ--
こんばんは、 小熊のプルーさん。いらっしゃいませ。 この季節、滝のあるところは湿気が物凄いですね。 カメラにレンズキャップを被せたまま歩いていると、いざ撮影の時に曇ってすぐに撮れないことも多いです(笑)。 本当に疲れましたね。 最後のセルフ滑落(笑)が、地味に効いたような気がします。 滑っている最中に両足の指が攣りましたし(笑)。 あの道、結構「その手の方々」には人気があるようですね。 路面には黒い跡が幾つも付いていました。 ドライコンディションなら気持ちの良いワインディングになったと思います。 茨城も良い道多いですよね!! |
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